2015年6月23日火曜日

ムスリムの子ども達に脱過激化のための教育を必修に、とイスラム法学者が述べる

BBCラジオの番組で、パキスタン人イスラム法学者であるムハンマド・タヒール・アリ・カドリ博士は、イギリスはムスリムの子ども達に脱過激化のための教育を必修にすべきだ、と述べた。
 スーフィ主義の有名な学者であるカダリはイスラム国(ISIL)の脅威に対抗して、「愛、寛容、共生と連帯に基盤をおいた」コーラン教育を実施し、イスラム教徒の子どもには必修にすべき(また非イスラムの子ども達も選択的に履修できるようにすべき)と述べた。
 カダリはこれまでも、イスラム過激主義を批判してきており、2010年にはテロリズムを批判する600ページのファトアを発表している。
 カダリのコメントは、デヴィッド・キャメロン英国首相が、700人のイギリス人がムスリム国のために出国したと見られることを受け、英国内のムスリム・コミュニティに過激主義に対する「暗黙の容認」があるのではないか、と述べたことへの応答である。

‘De-radicalization classes should be compulsory for Muslim children’ – Islamic scholar(2015/06/22)