2015年10月5日月曜日

ライトライヴリーフッド賞(オルタナティヴ・ノーベル賞)発表


 今年もノーベル賞シーズンがやってきたが、この時期に合わせて、いくつかの賞も発表される。「もうひとつのノーベル賞」と呼ばれるライトライヴリーフッド賞も発表になった。ライトライヴリーフッド賞は、「我々が直面している最も緊急の課題に対する実践的で先駆事例となる回答」に対して与えられる。具体的には、人権や環境の問題に取り組んで来た個人ないし団体が(原則として毎年4人)受賞する。
 昨年は、エドワード・スノーデン氏らが受賞した。「積極的平和」という単語をめぐって今年話題になったガルトゥング氏なども受賞者である。日本からは高木仁三郎氏と生活クラブ生協が受賞している。環境運動で著名なワンガリ・マータイ氏はノーベル賞を受賞する以前にこの賞も受賞している。


 今年の受賞者は以下の通りである。


トニー・デ・ブルム(マーシャル諸島外相)と同国の人々。核保有9カ国を国際司法裁判所に提訴など、核軍縮に尽力。


シーラ・ワット=クルーティエ。カナダの先住民イヌイットの代表として環境保護などに尽力。

カシャ・ジャクリーン・ナバゲセラ。ウガンダでLGBTIの人々の権利のための活動に尽力。

ジノ・ストラーダ。イタリアのNGOエマージェンシーの創立者として、アフガニスタンなど戦地での医療に尽力。