2015年3月14日土曜日

ウォールデン・ベロー、フィリピン代議院議員を辞任


Walden

報道(Walden Bello cuts ties with Palace over Mamasapano ‘cover-up’)によれば、南北問題に関する著名なシンクタンクであるフォーカス・オン・ザ・グローバルサウスの代表であり、数々の著作で有名なフィリピンの政治学者ウォールデン・ベローが、2期6年にわたって務めた代議院議員を辞任したもよう。

ベローはフィリピンの社会運動の連合体であるアクバヤン市民行動党(Akbayan)から出馬。アキノ大統領に対しては協力的な立場を取ってきたが、停戦合意中の1月に起こったフィリピン警察とモロ・イスラム解放戦線の衝突で多数の死者が出たことに対して、アキノ大統領が盟友である前フィリピン警察長官をかばって調査をうやむやにしていると非難して辞任した。別の報道(Akbayan remains allied with Aquino administration)によれば、アクバヤン党自体はアキノ大統領に対する協力を継続する模様。