2016年11月30日水曜日

ニューヨーク市長、トランプ次期大統領の排外主義への対決姿勢を表明


 ニューヨークのビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長が11月21日に行った演説の中で、トランプ次期大統領が行うと公約しているいくつかの政策への協力を拒否し、場合によっては連邦政府に逆らってでも社会包摂的なニューヨークを維持する決意を表明しています。
 とりあえず、翻訳付きで紹介します(急いでやったので、ミスがあればご指摘ください)。

これは、あなた方の市長としての、私の約束です。
私たちは、私たちの民衆のために立ち上がるためであれば、すべての行使可能な手立てを使います。

もし、イスラム教徒が登録を要求されたら、それを阻止するための法的措置をとります。

もし連邦政府が私たちの警察官に対して、移民の家族を引き離すように望むなら、私たちはそれを拒否します。

もし連邦政府が遵法的なニューヨーク市民を、弁護人なしに追放しようとするなら、私たちは問題に介入します。

市議会としてその人達が彼ら自身と家族の身を守るために必要な弁護士を提供できるようにします。

もし、司法省が地元警官に停止身体検査(stop and frisk)の再開を求めるなら、私たちはそれに応じません。

私たちは人種的プロファイリングに基いた地域警備(neighborhood policing)を行いません。

プランド・ペアレントフッド(※人工妊娠中絶を含めた性と生殖に関する医療サービスを提供するNGO。マーガレット・サンガーによって設立された)への連邦助成が脅かされるならば、私たちが、女性が必要な健康サービスを受けられることを保証します。

もしユダヤ教徒、イスラム教徒、LGBTコミュニティのメンバー、あるいは他のいかなるコミュニティのメンバーが犠牲にされ、攻撃を受けるなら、私たちはその攻撃者を見つけ出し、彼らを逮捕し、訴追します。

これがニューヨークなのです。
選挙の日から、我々のあり方のなにかが変わったわけではありません。

私たちはいつも、ニューヨークです。
私たちはいつも、ニューヨークです。(スペイン語で繰り返す)

2016年4月16日土曜日

農民の闘争の国際デー (4月17日)

4月17日(日)は「農民の闘争の国際デー」として、全世界でヴィア・カンペシーナや「土地なき農民運動」などが集会を開きます。この日は、20年前の1996年にブラジルで19人の農民活動家が虐殺された日を記憶するために定められました。20年経った今でも、各地で農民の権利を守るための闘争のリーダーたちが殺されています。

ヴィア・カンペシーナは声明の中で
「農民の生き方や人間性の営為における人々の重要な遺産に対する、すべての形態の不正義を非難します。利潤の増大のために、土地と天然資源が社会の共有材として扱われることを否定し、それらを私営化(民営化)するモノカルチャーの実践を強制するアグロビジネス・モデルの押し付けが行われ続けています。それらは、生物多様性を破壊し、さらに多くの毒を使わせ、政府や国家の意思をねじ曲げようとします。
 利潤を最大化しようという大企業の受動的な同盟者である多くの政府とは異なり、ヴィア・カンペシーナは、人々の「食料主権」原則に基づいた、自然と人間性のバランスを保全する平等性に基づいた経済を確立する時が来たと信じています。」と述べています。

[Resouce] 17th April: Peasants mobilize to mark two decades of struggle to defend land and life